「うわっ、もえちゃん!突き落としちゃった…。」

汐莉が叫んだ。

「汐莉の言う通りか?松浦が突き落とされるなんて…。」


汐莉と福永は、仁藤が勢い余って浩二を海に転落させたところを、離れた所から目撃した。


「修羅場…修羅場だぁ。」

汐莉達と合流している三厨は、なぜか嬉しそうだった。




「ハハッ、そういう事なんだ…。」

事のいきさつを聞いた汐莉はお腹を抱えて大笑いした。