海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜




その時、心配でたまらないという表情を出していた汐莉の携帯が鳴った。

携帯に出た汐莉だが、すぐに電話を切った。

「誰から?」

福永の問いに、

「部長……、まだ見つからないって……。」

と首を横に振った汐莉だが…。

「あっ〜!」

汐莉は叫びながら、携帯をかけはじめた。