海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



「たっ君!何してんの!こんなマンガみたいな手にひかかって!ちゃんと、見張っていてって頼んだでしょ!」

汐莉の怒鳴り声に、

「面目ない…。」

と、福永は大きな体をこれ以上は無理というくらい小さくした。

「まずいの!。1年の話聞いたら、今のこうちゃん…、殻なしの素みたいだから…弱ってたら最悪…………。」