再び後ろを見た真愛の視線を浩二はかわすように俯いた。


「そんな……。美由紀ちゃんが……。」


浩二の呟きの後、仁藤は、浩二の腕を掴もうとした。

その仁藤を矢神は止め、

「松浦先輩、もえと付き合うのなしにして下さい。…もえを泣かされるの…、許すわけにはいきません!」

「ゆーちゃん…。」