海の唄が聴こえる夜〜想いを君に伝えたい〜



浩二は、いきなりの展開に驚きつつも、何かを楽しむようにうっすらと笑みを浮かべているようだった。

「私も、興味あります。」

小林瑠美も話の輪に乱入してきた。

「もう!瑠美ちゃんまで…。」

仁藤は怒りたいのに、逆にたじろいでしまい、助けを求めるような視線を浩二に向けた。