ドアに手をかけた男はある事
を思い出しやってみた。

トン

トントン

トントントン

そう、二人の合図。

しーん・・・

何の反応も返ってこない。

あれ?

いないのか?

鍵が、かけられた分厚い扉。

中へ入ると消し忘れたであろう
電気が煌々と点いていた。

空は、こんなに電気は点けない

ユラは一度、この場所に来て
帰ったのか?

胸騒ぎがする・・・

頭の中、ぐるぐるぐるぐる
回転させて原因を探す。