白緑蝶"Ice green butterfly

空の声は、低い声に変わる。

「誰が決めた?
 
 おまえ、俺?」

空は、抱きしめる手を解き
ユラの傍に立つ。

「ソラ、どうしたの
 二人で話したよね?
 
 貴方の傍にいて
 貴方の愛を疑うのは
 私、もうイヤなの」

今度は、軽い声に変わる。

「何だぁ、そんなこと?

 どうせ、離れてたって
 疑う気持ちは変わらない
 同じなんだろう

 だったら
 離れてる意味なくねえ?
 
 一緒にいたっていいじゃん
 辛くなった時は、距離を
 取ればいい
 
 もう、深く考えんの止そう」

立ち上がり、空の胸ぐらを
掴んだのは真澄。

「おまえ、何言ってるか
 わかってんの?」