白緑蝶"Ice green butterfly

地元出身のにくせに知らない
だなんてあり得ないと話して
いるうちに楽しくて、つい彼
と立ち話をしてしまった。

ソラがそんな私を見てた事
私は知らない。

知らない人に道を聞かれる事が
多い私は、以前もこうして男性
に道を聞かれ、ふいに微笑み
返したことがきっかけで真澄と
喧嘩になり、この傷を負った。

「仲間のところ行こうよ
 
 心配しないで、他にも
 女の子いるから」

「ごめんなさい
 私、一人じゃないの」

「恋人?」

「そう・・・
 
 恋人を待ってるの」

「そうなんだぁ」

私は見つめる、クラブの前・・

そう、あの場所にしゃがみ込み
煙草を銜え、私を待ってて
くれた、ソラの姿を

今も鮮明に覚えてる。