白緑蝶"Ice green butterfly

「うわぁ~、忘れてた
 
 ヤマト、実家に迎えに
 行かなきゃ」

「一緒に、タクシー
 捕まえてあげようか?」

「ヒワ、お願い」

「だったら、私も・・・」

咲の足元は、ふらついてる。

「サキ、アンタはいい
 酔ってるでしょうが
 大人しく、一人で
 飲んでなさい」

「はあい」

咲を一人残して、私は百枝と
クラブを出た。

大きな道路へと出て、二人
手をあげる。

「タクシー」

一台、二台とタクシーは
私達の目の前を走り去って
行く。

「つかまんないねぇ」