ユラ・・・

あなたは、確かにここに居て

俺は、あなたを心から愛した。

「この想いは
 嘘や偽りじゃねえよ」

それが、真実・・・

『ソラ・・・
 
 私には、無理かも
 貴方を愛してるけど
 貴方の私への愛を疑いながら
 貴方と暮らすことできない』

愛してるけど傍にはいられない

空は立ち上がり、部屋の明かり
をパチンと点す。

明かりは、たったひとつ。

「ひとつあれば、じゅうぶん」

一人しかいない部屋にたくさん
の明かりは必要無い。

俺は、おまえを忘れない。

私は、あなたを忘れない。

一生、忘れ得ぬ想いを抱えて
私達は、別々に生ける・・・