たかが、女一人のこと・・・

始まりは、遊びだったはずが
終わりは、マジで惨めだ。

笑ってよ

今の俺を見て

俺の傍で、笑え・・・

『別れましょう・・・』

あの後の事を、私は
あまり覚えていない。

始まりも簡単だったけど
終わりはもっと単純で・・・

百枝と咲に腕を組まれて
私は歩き出す。

卯月さんはただ、私に向けて
深く頭を下げてる。

二人が別れた原因は、自分に
あると彼女は申し訳なさそうに
そこに立ってる。

彼女に掛ける言葉は何もない。