夢に見るのは、おまえの涙

『贈り物、どこにあるの?
  
 どこにもない』

そう言って涙を流し、この俺を
見つめたおまえを

俺は、二度と忘れられない
だろう・・・

『これっきりにして』

『ウズキさんのことで
 私達が喧嘩するのは
  
 次は、もう
 仲直りはできないと思う

 こんなにも苦しい想いは
 もう、充分
 
 もう、無理』

おまえは以前、喧嘩した時
俺に、そう告げた。

こんな日が訪れない為に
おまえは先に釘を刺したのに
俺は・・・

おまえがいなくなった
この部屋で一人きり。

俺はまた以前のように
嫌、もっとそれ以上に
女々しい日々を送ってる。