「ケイト側の人間としては
 彼女の逆鱗に触れると
 後々面倒なので・・・」

「ソラさん、そこを
 どうにかなりませんか?」

担当者の悲痛な声・・・

「ソラ君、このプロジェクトは
 どうしても成功させなければ
 ならない、どうかね?」

「社長、それでは
 俺の計画が・・・」
 
「例の件を送らせる必要は無い
 相手は一般人、こちらサイト
 が公表しなければ、マスコミ
 にばれる事は、まずない

 君の計画通りに進めてくれて
 構わない

 その代わり、もう一曲だけ
 どうにかしてやってくれ

 すまないが乗り合わせた船だ
 どうか、頼むよ」

帰りの車内・・・

「はあ~」

ため息をつく、空。