白緑蝶"Ice green butterfly

その時、煙草を捨てた
貴方の手が

こっちへおいでと
私を手招いた。

立ち尽くす私と手招くソラに
気づいた百枝と咲は、顔と顔
を合わせ微笑み合い、同時に
私の背中を押した。

「行ってら~!」

二人は手を振り、歩いて行く

私は、貴方の元へ駆け寄る。

しゃがんだままの貴方は
サングラスをずらし私を
見あげた。

「ソラ?」

私の手に触れたソラの手が
思いっきり私を引き寄せた

貴方の足の間に膝をつく私を
貴方は抱き寄せ、呟いた。

「帰ろう」

「うん、帰ろう」