艶かしい瞳で私を見つめて
唇にそっと触れるソラの指先

「ソレは、ダメ
 あと、アッチもナシ」

「ふうん、そう」

「だって、そっちより私
 ライブの話、聞かせて
 ほしいなぁ
 
 それに、私の話も
 聞いてほしい」

ソラは、何かを考えてる。

『ライブどうだったぁ?

 今日ねぇ
 こんな事があったの

 とか、あんじゃねえ?』

「どうしたの、ソラ?

 ねえ、御飯食べながら
 話そうよ?」

「悪い、飯は、いいわ
 移動中に食った
 
 それに、話も勘弁して
 今回の移動、無茶し過ぎで
 相当、疲れてるんだ

 シャワー浴びて着替えたら
 休ませて」