お水をあげなきゃ

天使の涙が、枯れちゃう。


ガチャガチャ

開かれるドアに触れる
ソラの手。

「ソラ

 おかえりなさい」

ツアーから戻ってきた貴方に
私は、飛びつき抱きついた。

「おう、びっくりした

 ただいま」

貴方は、両手で私を
抱き留めてくれる。

「ソラ、疲れたでしょう?
 お腹、空いた?
 着替える?
 先に、シャワー浴びたい?

 ねえ、何したい?」

「何?

 ユラ、俺がしたい事
 何でも、してくれんの?」