白緑蝶"Ice green butterfly

ハンカチを差し出す、卯月。

「いいって、仕舞え

 おまえ、バカなの?
 
 何やってんだよ

 さっさとタクシー拾って
 帰ればいいものを
 ノロノロ歩いてたんだろう?

 そんなだから、バカな男に
 引っかかる・・・」

空の腕に抱きつく、卯月。

「だって

 来てくれた・・・
 
 ソラは、絶対追いかけて
 来てくれる
 
 そう思ったから、私

 ものすごく怖かった・・・」

震える、卯月の体。
 
「付き合ってらんねえ

 ほらっ、今
 タクシー停めてやる」