白緑蝶"Ice green butterfly

「ふふっ」

そう、おまえは笑う時
口元に手を当てるクセがある。

俺は見つめる・・・

おまえの指に光る、その指輪
に見覚えがある。

それは、俺がおまえの誕生日
にあげた指輪。

捨てずに持っていたのか?

俺の視線に気づいた、おまえは
その手をテーブルの下に隠す。

誰も返せなんて言わないさ。

「それにしても、細かいところ
 まで、ほんとよく見てるなぁ
 
 関心するわ」

湊の声に、崇は言う。

「俺、君に見られてなくて
 よかった」