白緑蝶"Ice green butterfly

皆が注目する中、空は
卯月を見つめて言う。

「いつも、応援ありがとう
 
 今夜のライブ、どうだった?
 
 良かったら
 感想、聞かせくれる?」

卯月は、俺の隣に座った。

一生懸命に、ライブの良かった
場面を思い出して話す卯月に
次第に周りも冷たい視線を
送る事はなくなった。

空の熱心なファンの一人
なのだと誰もが思うほど
卯月の、楽しそうに話す姿に
共感した。

嫌身のない、飾らない卯月自身
に、誰もが引き込まれ

いつの間にか気づけば、彼女の
ペースにハマってしまう有様。

「あの声、ミナトさん
 だったんだぁ」

「そうそう、俺
 空気よめって、今
 怒られたところ」