白緑蝶"Ice green butterfly

貴方の唇・・・

私の唇に、触れそう。

触れた?

「いやっ」

私は顔を逸らし、貴方の胸を
強く前へと押して距離を取り
俯き、手の甲で唇を拭う。

多分、触れたよね?

カーと頬が赤くなっていく
のが分かる。

貴方の手が、もう一方の
私の手をサッと掴む。

さっきよりも

もっと

ずっと

きつく握り締める手。

「悪いけど、放さないよ

 俺の事を嫌だと言った女は
 おまえが初めてだよ」

でしょうね・・・