白緑蝶"Ice green butterfly

私に良く似た微笑を浮かべた
姉は、ソラを見つめた。

「気にしないでください
 
 ヒワの事、大切にして
 あげてください」

「はい」

「ソラ、走って行こう」

カラン・・・

ドアノブを押す私の手の上に
重なる真澄の手はドアを引く。

「マスミ?」

「二人が一緒に出ていく訳
 には行かないだろう?
 
 表に停めてある俺の車で
 家まで送るから、ここは
 三人で行こう」

カランカラン・・・

ドアは開かれ、ソラの姿に
人々の歓声もピーク。

その合間を抜けて、車に
乗り込み、奇妙な関係の
数分間ドライブが始まる。