白緑蝶"Ice green butterfly

姉は、私に自分の家の鍵を
差し出した。

「ここからだと、私達の家が
 一番近くて身を隠せるわ」

「いいの?」

姉はもちろん、かっちゃんも
頷いてくれる。

「お姉ちゃん、カッちゃん
 ありがとう
 
 ソラ、行こう」

ソラは、姉にもう一度
深く頭を下げてくれた。

「あっ、そうだわ
 
 冷蔵庫に昨夜、手付かずの
 おかずがあるわ
 
 お昼御飯、それでも
 食べなさい
 
 鍵谷さんもどうぞ」

「何から何まですみません」