白緑蝶"Ice green butterfly

「ああ、あの人
 君のお姉さんなんだね?

 何、親御さんの店で
 姉妹で働いてるんだぁ
 仲、いいんだね」
 
親・・・

引っかかる、その言葉に
私の返答は強くなる。

「いえ、あの店は
 姉の店です
 
 姉が幸せと一緒に
 手に入れた夢の店
 
 私達に
 親なんて人はいない」

「そう?」

貴方は、それ以上
私に、何も聞くことは無く
アンティークバードゲージを
手に取ると、留め金を開き
屋根の部分の蓋を開いた。