白緑蝶"Ice green butterfly

「おまえに好きな奴が
 いることは分かってる

 でも、俺はやっぱり
 おまえが好きだわ」

「何、言い出すの?」

「心配すんなって
 おまえの気持ちが
 俺に無い事は分かってる

 こんなろくでもない暴力男と
 やり直す気が無いことは
 百も承知
 
 おまえと男の間に割って
 入る気なんて更々ねえし

 おまえよりも好きな女が
 できるまで、もうしばらく
 猫のヒワ抱いて寝るわ
 
 じゃあ、そんだけ

 お邪魔しました」

真澄は、二階へと階段を
上って行く。