白緑蝶"Ice green butterfly

『宅配ロッカー
 にでも、ぶち込んで
 帰ればよかった・・・』

そんな事を、ほんの一瞬でも
思ってしまった事を、私は
後悔した。

植物は生きているのに・・・

植物に見惚れる私の手から
貴方は、軽くポトスの鉢を
取り上げる。

「すみません

 あまりに、きれいで・・・」

「謝らなくていいから
 天使の涙
 持ってきてよ」

私は、貴方に言われるまま
玄関に植物を取りに行って
戻る。

「この寄せ植え
 君が?」

「いえっ、アレンジは
 お姉ちゃん・・・
 店長です」

貴方は、私の顔をマジマジと
見つめる。