音楽が鳴り響き、人々は
夢中で体を揺らし踊る。

そんな中、私はテーブルに
飲みかけのグラスを放置して
携帯電話を見つめてる。

そこへ、踊り終えた百枝と
咲が戻ってきた。

「何、何?」

携帯電話を、覗き込む二人。

終始、にこにこ、上機嫌な私。

「にやけちゃってぇ

 この間のソラさんの
 怒鳴り声
 
 あれは、ヒワへの
 愛情表現だったわけね

 人のこと驚かせて・・・」

「モモ
 
 あの時は、びっくりさせて
 
 本当、ごめんね」