白緑蝶"Ice green butterfly

「ああ

 おまえ、彼女だろう?

 そうだ、欲しいなら
 合鍵やろうか?」

そう言って、貴方はキーケース
から鍵を選び外した。

嘘・・・

「合鍵まで、私にくれるの?」

私へと差し出した鍵を持つ
手を、貴方は引っ込めた。

「必要ないなら、やらない」

「イジワル
 
 必要無いわけない
 欲しいに決まってる

 ねえ、今すぐちょうだい
 欲しいよ
 
 ねえ、いいでしょう?」

両手を差し出して見上げる私