白緑蝶"Ice green butterfly

「邪魔だなんてそんな事は
 ありませんよ
 
 そうだ、どうぞ
 エントランスで
 待たれたら宜しい」

「でも・・・」

「そうしましょう
 さあ、どうぞ
 椅子もある、腰を掛けて」

「ありがとうございます」

親切な管理人さんのおかげで
私は広い吹き抜けの高級ホテル
を思わせるエントランスの
ソファーに腰をかけた。

ずっと立っていた疲れから
閉じる瞳

コツコツコツ・・・

聞こえるヒールの音

そこに、現れたのは
一人の女性。

彼女の足が止まった。

「あなた、花屋さん?」