「今すぐ、来てよ」

ソラの声は頼りなく、か細くて
今すぐ、飛んで行って
抱きしめてあげたいと想った。

私を必要としてくれるなら
どこへだって、貴方の元へ
行ってあげる。

探し出して、捕まえて
放さないでいてあげる。

全てを投げ出しても貴方の傍に
行くよ。

私の貴方への愛は、これぐらい
大きい。

一人きりにはさせないよ

開かれるドア・・・

「ユラ、早いね
 
 いらっしゃい」