ぼーっと、ある事に囚われ
考える私を背中から抱く腕。

「これ

 このままでいいの?」

「うん、二時間ぐらいすれば
 元気になるよ」

貴方は、後ろから私を
抱きしめる。

「元気になったら
 
 ユラ、おまえがこの花
 持って帰ってやってよ」

「それはできないよ

 この花は、ケイトさんの
 ソラへの想いが詰まってる
 
 ソラが持って帰るべきだよ」

「・・・・・・

 おまえは何も心配するな
 
 ケイトとは別れる
 
 女遊びもやめる

 ヒワ

 おまえ以外、愛さない」