白緑蝶"Ice green butterfly

新聞紙に花を包む時
私の髪が前へと垂れた。

その髪を後ろへ追いやるけど
私の髪は、また前へと垂れる。

「ゴム、ねえの?」

「使ってる」

「髪、持っててやるよ」

「えっ、いいよ
 
 もう、終わるし」

「いいから」

私の背中に感じる温もり。

私の髪をぎゅっと握りながら
握らない方の手で私の体に
触れる、貴方の手。

ショーツから覗く太腿に触れ
膝をとおり、足首へ流れる手

感じて、手の作業が止まる。

「ソラ、くすぐったいよ
 邪魔するなら、あっち」

「邪魔しない」