ベッドに、二人横たわり
貴方に腕枕されながら
目と目を合わせ話す。

「記念日ねえ?
 
 そうだな
 大切な日にでもなれば
 好きになれるかも」

「えっ?ソラ
 
 誕生日、嫌いなの?」

「ああ、ろくな思い出
 ねえから
 
 憂鬱で退屈」

「毎年、今日みたいに誰かに
 祝ってもらえるんじゃ・・」

「祝って貰えればイイって
 もんでもねえだろう
 
 それに、煩いのは苦手だ
 
 ただ一人でいい
 
 俺が生まれた日に、この俺に
 心からのおめでとうを言って
 くれさえすれば・・・」