「じゃあ
 今夜は、ヒワだな
 
 ユラ
 遣らせてくんないし」

『今日は・・・
 できそうにない』

「バカ、それは・・・」
 
「シッ
 
 ユラは黙ってろ」

俺の瞳に映る、おまえは
いつものおまえ?

真剣な眼差し・・・

くるくる、大きな目
小動物みたいだ。

小鳥・・・

おまえがヒワだと思うと
何か、手、出しづらい。

妙に緊張するのは何故だ・・・

そうか、これが愛。

「ソラ?」

「ヒワ、愛してる」