白緑蝶"Ice green butterfly

「ああ、連絡する

 ケイト
 
 それ、くれる?」

空は、助手席に放置され
元気の無い花束を指差した。

「要らないんじゃ
 
 なかったの?」

「隠せるだろう、顔」

「何、それ

 渡してあげて」

彼女は、とっても嬉しそう
に微笑む。

運転手は、助手席の窓を
開け、空に花束を差し出す。

「サンキュ」