白緑蝶"Ice green butterfly

こんな事、しちゃいけない事
私、分かってる。

この幾日、どんなに貴方に
逢いたくても、私から貴方の
携帯に連絡なんて一度も
しなかった。

これは、偶然の出来事。

私は、大きな花束を抱え
足元を見つめながらゆっくり
と歩く彼女の後を追いかける

私の他にも、彼女の元へと
駆け寄る足音が聞こえる。

ソラ?

「ケイトさん、危ない
 私が持ちますよ」

彼女の手から花束を取り
手に持つ背の高い男性を
私は見つめる。

彼は

・・・ソラじゃない。

「行きましょう
 皆、待ってますよ」