白緑蝶"Ice green butterfly

私の、その言葉の上に
被さるのは、かっちゃんの声。

「ひわ、バカなこと、言うな」

今度は、私の声が
かっちゃんの声に被さる。

「マスミ、大丈夫だよ
 
 私は、ずっと
 貴方の傍にいるよ」

どんなに、体を傷つけられても
どんなに、罵声を浴びせられ
心が壊れても、貴方の傍に
ずうっと居る。

「勘弁して、よ・・・
 
 おまえ、重すぎ」

真澄は、そのまま、私の前
から姿を消した。

消えてしまった、真澄のいない
部屋で私は、毎日毎日毎日
泣いて過ごした。