当然食事のカロリー計算はびっちりとされていて、無駄な栄養や水分の摂取も望めず、ミツルにとっては地獄の様な日々が続いているのであった。

そんな訳で、ミツルは練習終了後は起きて居ても仕方が無いので早々に就寝して空腹を忘れようとするのだが、残念ながら空腹はいかんともせず眠れるものではない。

「ああ、親子丼が食べたい…」

布団の中で呟くミツル、ここまで来ると、もはや禁断症状で有る。

「お好み焼きに焼きそばにそれに、それに…ああ、たこやきも良いなぁ…」

そう思った瞬間だった…