私だけを見て…



それから俺たちはずっと一緒にいた


登下校も休み時間も昼ごはんも…


そんな生活の中たまに彼女を見かけると、なぜかほんわかした気分になって自分から挨拶することもしばしばあった


だけど、今度は彼女の方がそっけない


何か周りを警戒したように、そそくさと逃げていく


そんな彼女を不思議に思って、思い切ってメールをしてみた


彼女から返ってきたのは、美桜に対する遠慮の言葉と、もうメールはしないようにしようという言葉だった