気まずい時間が流れる中、先に口を開いたのは先輩だった


「どうかしたの?」


「ちょっとお腹が痛くて…。先輩は?」


「体育で怪我して」


「そうなんですか…」


それからまた気まずい雰囲気になった


先輩はもう治療も済んだはずなのに、なぜか出て行こうとしない


その時先輩が静かに切り出した