「か、髪濡れてるぞ!」 反則だ、こんなの!! 内心焦りまくりの俺は首にかけていたタオルを楓の頭に被せる 「あ…うん……ありがとう…」 モソモソした感じで腕を動かして水を拭う 「…眠いか?」 「ちょっとだけ…でも、大丈夫…」 眠そうにして、フワフワな感じの楓に、気持ちが嘘のように落ち着いていく 「…………寝よっか」 「ね?」 「…うん」