俺が俺でなくなるような感覚 間違いなく俺の『好き』のほうがでかいと言い切れる程の 「…決まってる」 結局最初から答えなんて1つしかないんだ いろんなことを考えたって結んだ先には『好き』の気持ちだけ あ、服着てる… 「…楓」 ぼーっと何もしずに座っていた楓に声をかけた 「!」 こっちを向いた楓は、髪が濡れていて、頬は薄ピンク、あくびをしたのか少しだけ潤んだ瞳 思わず生唾を飲み込んだ