ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

それから3人で歌い分け、ダンスのフォーメーションも完璧に仕上げて。


遅い昼メシを食って、秋葉原のイベント会場まで移動。


3時にオレ達のショーが予定されてるらしいが、会場はどこから来たんだか、真っ黒な人だかりだ。


───!?


ステージ前例…。


アレ、恭平と…果夜だ…!


なんで2人して来てんだよッ!!


慌てて楽屋に引き返し、驚く佑季とアリエルをよそに、恭平のケータイを鳴らした。


『もっしー☆アオイちゃん☆』


「オイ、恭平!なんで果夜と来てんだよッ」


『おもしろそうだからさ、姉ちゃん誘ったら、即返でOK。いや〜、なんかちょっとしたデート気分だよな☆』


「オマエ、果夜に指一本触れんなよ…」


『何マジになってんだよ?』


「絶交どころじゃねー、ガチでボコるかんな」


『ハイハイ、わかってる、って。姉ちゃんに変わってやろうか?』


断るより早く、ケータイ越しに果夜の声が聞こえた。


『蒼斗?』


「果夜ッ!恭平は危険だかんなッ。イベント終わったらすぐ家に帰れよッ」


『何怒ってんの?』


「いいから一刻でも早くソイツから離れろッ」


『えーっ!ちゃんと握手とサインも欲しい〜』


「家に帰ったらいくらでもしてやるよッ!わかったな!?」


───ブチッ


怒りにまかせて電話を切った。