ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

「ハイハイ。くだらない話はそのくらいにしといて、レッスンよ。アナタ、暇ならデモテープ係ね」


へっ、恭平め。


変な欲出すからバチが当たったんだよ。


でも、感謝だよな。


鬼の柏木とオカマの桜子の3人にならずに済んだ。


そのうちコーラぐらい奢ってやろう。


「ハイッ!じゃあアオイちゃんいくわよー♪まずは立ち位置センターね」


「センター!?」


「そうよ、身長のバランスが合わないんだもの。さ、そこの坊や、音ちょうだい」


渋々、恭平が音楽担当。


派手なチャラチャラしたメロディーが鳴り出す。


「まずはリズム取ってー♪そ、そんな感じ」


「ハイッ!そこっ、恥ずかしがらずにキメてッ!」


「ダメダメ。キレが良すぎるのよぅ。もっと女の子らしくしなやかに♪」


「いいわぁ、アオイちゃん、センスある♪」


クネクネベタベタ触られながら、夜中の3時まで。


みっちりと歌とダンスを叩き込まれて、ヘロヘロになった。


こんなんで。


あした、アイドルの聖地、秋葉原でデビューを飾れるのだろうか…。