「果夜…?」
「あたし…。点滴?どうして?」
「ちょっと気分が悪くなっただけさ。待ってろ、ナースコールで医者呼ぶから」
「待って」
「どうした?」
「少し考えたいの。何があったのか、ちゃんと」
「うん」
果夜は目をつむると、涙で白い枕を濡らした。
また辛い過去を、昨日の父親を思い出しているんだろう。
繋いだままの手に力をこめた。
「あたし…。また捨てられるんだ…」
「違う、姉ちゃん。その事はもう忘れろ。今まで通り、姉ちゃんは母さんとオレといるんだよ。家族で、3人で暮らすんだよ」
「呼ばないで」
「…ん?」
「姉ちゃんて、呼ばないで。蒼斗が…蒼斗がすごく遠く感じるの。お願い、果夜って呼んで?」
「わかったよ、果夜」
果夜は少し気が楽になったのか、しばらく白い天井を見て、ゆっくりと口を開く。
「あたし…。点滴?どうして?」
「ちょっと気分が悪くなっただけさ。待ってろ、ナースコールで医者呼ぶから」
「待って」
「どうした?」
「少し考えたいの。何があったのか、ちゃんと」
「うん」
果夜は目をつむると、涙で白い枕を濡らした。
また辛い過去を、昨日の父親を思い出しているんだろう。
繋いだままの手に力をこめた。
「あたし…。また捨てられるんだ…」
「違う、姉ちゃん。その事はもう忘れろ。今まで通り、姉ちゃんは母さんとオレといるんだよ。家族で、3人で暮らすんだよ」
「呼ばないで」
「…ん?」
「姉ちゃんて、呼ばないで。蒼斗が…蒼斗がすごく遠く感じるの。お願い、果夜って呼んで?」
「わかったよ、果夜」
果夜は少し気が楽になったのか、しばらく白い天井を見て、ゆっくりと口を開く。


