ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

「日下部さん」


「あ、先生」


「お姉さんの様子は、どうですか?」


「まだ眠ったままです」


「そうですか。詳しい事はお母さんに話しましたが、当分の間は誰かの監視が必要です。精神錯乱や自傷行為を防ぐためにも、ご家族協力してお姉さんを見守ってください。不安要素がなくなれば、次第に元のお姉さんに戻りますよ」


「はい」


「目が覚めたらナースコールを押してください。今の彼女に必要な薬を処方しますから」


「ありがとうございます」


進んでいく時計が早いのか、遅いのか、そんな事すらわからなくなっていた。


それでも月と太陽は移動を繰り返す。


果夜がうっすらと目を開けたのは、朝の6時だった。