ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

薬のせいで眠りが深いのか、果夜は涙を流す事も、寝言も言う事なく、か細い寝息だけがオレを安心させる。


この寝息がなければ。


オレは耐えられない。


生きている。


いつかは目覚める。


目覚めて


「蒼斗」


と呼ぶその声を聞きたい。


時計は夜の9時を示している。


昨日はアリエルとの夜で眠れなかったが、昼間仮眠をとったのが良かったのか、目は冴えていて。


オレはおだやかな果夜の寝顔を瞼に焼き付ける。