深い眠りから母さんに起こされたのは、夕方4時。
茶の間に入ると、すでに客、中年の細身の男が座っていた。
「どうも、おじゃましてます…って言うのも変だな」
「?」
「蒼斗、こちら、この人が果夜の実の父親よ」
「っ…!?」
「驚かせてごめんよ。急に来て、果夜の父親だと言われても、混乱するよな」
「母さん、何で?」
「うん。お父さんとは別れてからずっと、年に何回か連絡を取り合っていたの。蒼斗の事、もちろん果夜の事や、養育費の事で。でもこの前、蒼斗は果夜と血の繋がらない姉弟だ、って知ってしまったでしょ?すぐに連絡したの」
「………」
「ちょうど私も再婚が決まった報告をしようとしていた矢先だったんだ。蒼斗、大きくなったな」
目を細めてオレを見る果夜によく似たこの人を、オレはなんとなく好きにはなれなかった。
どんな事情があれ、母さんを、実の子の果夜を捨てて行ったオヤジ。
今更、何なんだよ…?
茶の間に入ると、すでに客、中年の細身の男が座っていた。
「どうも、おじゃましてます…って言うのも変だな」
「?」
「蒼斗、こちら、この人が果夜の実の父親よ」
「っ…!?」
「驚かせてごめんよ。急に来て、果夜の父親だと言われても、混乱するよな」
「母さん、何で?」
「うん。お父さんとは別れてからずっと、年に何回か連絡を取り合っていたの。蒼斗の事、もちろん果夜の事や、養育費の事で。でもこの前、蒼斗は果夜と血の繋がらない姉弟だ、って知ってしまったでしょ?すぐに連絡したの」
「………」
「ちょうど私も再婚が決まった報告をしようとしていた矢先だったんだ。蒼斗、大きくなったな」
目を細めてオレを見る果夜によく似たこの人を、オレはなんとなく好きにはなれなかった。
どんな事情があれ、母さんを、実の子の果夜を捨てて行ったオヤジ。
今更、何なんだよ…?


