ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

虚しい。


探しても見当たらない空っぽな気持ち。


果夜はどうしているだろう。


抱かれたオレを消そうと、果夜は他の男に抱かれているんだろうか。


どうしようもないよ、な。


姉弟のラインを越えた罰だ。


果夜が選んだ道。


それは。


姉弟に戻り、他の男を作る事でオレを忘れる事。


それでもオレは。


弟をやめてしまったオレは、恭平の言う通り、果夜を諦めきれずに苦しい気持ちを抑え、もがく。


いつまで続くんだろう。


忘れられない恋、刻み込んだ愛、離れて行った…果夜。


いっその事、忘れてしまう事ができたら。


どんなに楽で、どんなに悲しいだろう。


でもオレは。


忘れる事など望んじゃいないんだ。


窮屈で苦しくてキリキリと痛むこの胸を抱えていたい。


「…果夜」


次第に激しく降ってくる雨の中、ゆっくりと歩き出した。


果夜の待つ、家へ。