ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

万行さんが迎えに来たのは、翌朝だった。


「お迎えにあがりました。お嬢様を…愛してくれましたか?」


「いいのよ、万行。これはわたくしとあなたの問題、アオイに救ってもらうべき事じゃなかったのよ」


「そうですか…。蒼斗さん、申し訳ありませんでした」


2人を部屋に残して、オレはホテルを出た。


何とも言えない、やりきれない気持ちだった。


家に帰る気にはなれず、いつか果夜と2人で弁当を食ったむくげ公園へ向かった。


雨の公園には、誰もいない。


ベンチに座り、自販機で買ったミネラルウォーターを飲み干すと、自然と大きな溜め息が出た。