ちぇりぃ★〜姉と弟の恋模様〜

「諦めんのかよ?」


「………」


「無理だろ?だったらチャンスなんて、いくらでもあるじゃん?一つ屋根の下に住んでんだろ?もう血の繋がった実の姉弟じゃないってわかったんだしさ、オレは蒼斗にもっと自由に果夜ちゃんを想ってほしい」


「恭平…」


「縛られるな。果夜ちゃんは体だけじゃなく、心もくれるさ」


「…だったら、いいな」


「蒼斗さ、今日はウチに泊まれよ?一晩頭ん中空っぽにしてさ、仕切り直せ。な?」


それから2人でDVDを見たり、ゲームをしたり、トランプしたり。


ありがたくも恭平は必死にオレを肯定し、背中を押してくれてるのがわかる。


「サンキューな、恭平」


「何て事ねーよ。ま、オレにカノジョができたら、蒼斗にも一枚かんでもらう事になるかもよ?」


「どうぞ遠慮なく」


夜中と朝の境目に、オレはソファーで、恭平はベッドでそれぞれ眠った。


果夜は夢の中に出てくる事もなく。


早朝、まだ靄のかかった空気を吸いながら家へ帰った。